現在11歳の娘ですが、3歳の時にリー脳症と診断され、遺伝子検査を行ったところ、遺伝子には、特徴的な異常が見られないため、その後特発性両側線条体壊死症と診断されました。症状は、大脳基底核に対称的に壊死が見られ、髄液中の乳酸値、ピルビン酸値が、基準より高い値を示していました。身体的には、両手足の麻痺で、自力歩行不能ですが、辛うじて右手でスプーン、鉛筆をはさんで使うことができます。知能はまったく問題なく小学校も普通学級に就学しています。今年4月から、それまで通院していた病院の主治医の先生が退任なさったため、その紹介で、大学付属病院の小児科に通院しております。現在の病院の主治医の先生の診断では、MRIおよび髄液検査の結果からリー脳症であると再度宣告されました。乳酸、ピルビン酸の値を下げるために、ジクロロ酢酸ナトリウムを処方してもらっています。先生のお話では、ジクロロ酢酸ナトリウムの服用により、乳酸、ピルビン酸の値は、正常範囲にあるとのことです。
ところが一週間前に両眼の視力が落ちてしまいました(1.0以上ー>0.1以下)眼科診断上は、異常部位は見られず、視神経の異常と思われますが、小児神経の主治医の先生の話では、MRI,髄液とも、1ヶ月前の検査結果と変化は見られないが、リー脳症の症状が、出てきたものと思われる、今後さらに症状が現れる恐れがあると言われ、視力を回復、治療する策はないのでステロイドをだめもとで試してみるということになりました。視力低下から一週間たちますが回復していません。
ジクロロ酢酸ナトリウムの服用については、先生から現状の維持に有効ということで、処方に合意したのですが、この相談室を見ると否定的見解がでているので不安です。
そこで質問ですが、
1.リー脳症と両側線条体壊死症との違いについて教えてください。
(診断の根拠と予後の違いがあれば)
2.ジクロロ酢酸ナトリウムによる副作用で、視力が落ちる(視野の中央部が見えない状態)例は
ありますか。
3.視力回復のためにできる診断、処置はほかにないでしょうか。
または、視神経専門の先生でもどうにもならないのでしょうか