お知らせ

ミトコンドリア病に対するアルギニン治療について

社会保険診療報酬支払基金の審査情報提供事例の新規事例として、本学会の古賀靖敏前理事長のグループが開発し、臨床応用を目指していたミトコンドリア病に対するアルギニン療法が追加されました。ミトコンドリア病に対して「L-アルギニン塩酸塩(内服薬)」および「L-アルギニン塩酸塩(注射薬)」を使用した場合、医療保険の審査上認められることになります。

詳細は以下の「第27次審査情報提供事例(医科)」の24~27 ページを参照ください。
https://www.ssk.or.jp/shinryohoshu/teikyojirei/new_jirei/index.files/040926_27_ika.pdf

L-アルギニン治療は、ミトコンドリア病のなかでも患者数の多いMELAS(ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作症候群)の脳卒中様発作の治療や予防における有効性が報告されていますが、ミトコンドリア病に対する使用は、これまで保険適応外とされていました。この度日本の保険診療で認められることにより、ミトコンドリア病をもつ方々に広くこの治療を届けることが可能となりました。
本治療法の普及啓発のために、周知のほどよろしくお願いします。

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